冬雪春桜

雪が積もる桜揺らぐ季節外れだ僕の心は
本当は見たかったんだ願うことから
始まることかな?
季節に捉われぬ心揺られない様に求めて
それでも夢は儚過ぎて遠回りしてしまう

雪が降ると僕は俯きまるで何かを求める
そんな優しさはどこにもなくて
雪が積もり行く足場になぞる
小さな芽が咲いた

一人独り一つづつに別れてゆく導を歩んで
すれ違う心を閉ざして
当てのない僕は空を見上げ
揺るぎない街は寂しげ
そんな冬が終わりかけて桜が芽を開ける

桜散らない雪が溶け出す僕も抜け出す
それは何か求める様で
桜が満開した春が来る
水たまりに僕が映る

夢なんて儚すぎるたわいごと
なんて僕が言う
人という字に夢が添いつけられてるから
人独りだけじゃ叶わぬ夢だから儚いって
言われ…

雪も桜も年に一度積もり咲いて
そして散り溶け空が明るく
僕らを導く
それじゃあもう少し頑張るとするか